仕事に行くのが憂鬱と感じる。
朝から仕事に行くことを考えるとしんどくなる。
仕事に行く準備をしている時にため息が出る。
またミスをしたらどうしよう、人間関係がつらい。行くのがしんどい。
もし今、このように感じているのであれば、大丈夫です。あなただけじゃない。
目次
仕事に行きたくなくて悩んでいる人は1万人以上いる
会社にいきたくない、仕事がつらい、人間関係がきついと感じた時、あなたはどう受け止めていますか?
自分は甘えている、弱いと感じているのであれば、そんなことはありません。
意外と多くの人が同じような悩みに苦しんでいるのです。
実際にGoogleで「仕事に行きたくない」と検索している人は1万人にのぼります。
でも、会社に行ったら上司や先輩、活躍している同期は元気よくテキパキ仕事しているように見えますよね。
ただ、皆それぞれが悩みを持っていることを知っていてください。
Twitterは知人にばれないように裏垢を作る人が多くいます。吐き出し口が無いからTwitterに書き込むのです。
以下の女性も男性もそれぞれの仕事や職場に居心地の悪さを感じています。それに闘っているのです。
ここで軽く私の経験もお話させてください。
仕事が辛くて初期鬱状態になった
私もあなたと同じような悩みを抱えていた時期がありました。
1社目は新卒で入社しました。
同僚には恵まれましたが、「仕事」「プレッシャー」「労働環境」がとてもきつく、パニック障害を数回起こしました。
私の先輩は特に優秀な方だったため、比べるところが他と違い、実力差に毎日悩み「なんで先輩のように出来ないんだろう」と自分を責めていました。
お休みも100日ちょっとで朝の6時~20時まで働くこともしばしあり、体力と精神に負荷がかかっていました。
コロナの影響で転職をしたのですが、転職先が「ザ・ブラック企業」みたいなところで、上司・先輩・仕事・勤務時間・環境が最悪過ぎて初期鬱状態に数か月なったのを覚えています。
入社して3か月の時に夜の23時までオフィスに残され、会社の近くに引っ越せと説教されたことがありました。
公休日も仕事の電話やお客様への連絡・次の出勤日の準備等、休みが休みじゃありませんでした。
社風も自分に全く合わないゴリゴリの昔ながらの日本っぽい感じだったので、本当の自分を出せないことに、ありのままの姿でいられないことにいつの間にか身体に負荷がかかっていたのです。
それに気付きだしたのが、朝仕事の準備が終わって家を出ようとした時です。
身体が動かないことがありました。
動かしてないのではなく動かないんです。
それから朝の準備が終わると体が動かないことや虚無になることが増えていきました。
元々早起きは得意だったのですが、朝も全く起きれなくなりました。それからどんなに疲れていても夜眠れなくなり不眠症が板につきました。
ひどくなかった片頭痛も音と光を全く受け付けないようになり、少しの気圧低下でも吐き気と頭痛が止まらなかったです。
色んなところで体の不調がおき、悲しくもないのに勝手に涙が流れていました。
私は悔しかったです。なんでこんなに自分は弱いんだろうと。
完璧主義者の私には理想とその当時の自分のギャップが大きく、状況は悪化するばかりでした。
私の例は結構深刻なものでしたが、色んな「仕事に行きたくない」があり、その理由によって対処法も違うので是非自分のケースを見ていってください。
会社に行きたくない理由
会社に行きたくない、仕事に行きたくないと言っても理由はそれぞれです。
場合によってはすぐに会社を変えた方がいい場合もあります。
仕事でミスをした・ミスが続いた
入社したばかりの頃や、部署移動になったばかりのタイミングは不慣れや知識不足のためミスをしてしまいます。
また、疲れやストレスが溜まっているとミスをしやすくなります。
そこで次は頑張ろうとなれるといいのですが、大きなミスをした時なんかは焦りや動揺でミスが続きやすくなりますよね。
そんな時に自分は仕事が出来ない、自分にこの仕事は向いていない、今日も迷惑をかけたらどうしようと考えて仕事に行きたくなくなります。
大きなミスをした時は上司や先輩に迷惑をかけたことをしっかり謝罪し、夜はあまり考えすぎず翌日切り替えていきましょう。
もしミスが続いているのであれば5分トイレ休憩やコーヒーブレイクで一旦頭を冷ましましょう。もし翌日に繰り越せるものであれば明日もう一度やるのがベストかと思います。
必ず、次ミスをしないように何故ミスが起きたのか、再発防止のためにはどうするべきかは考えるようにしましょう。
人間関係が辛い
大企業でも中小企業でも上司や先輩は選べないので、苦手な人・意地悪な人・怖い人・頭が固い人・お局・何もやらせてくれない人・全て仕事を押し付けてくる人・人のせいにする人・無責任な人・愚痴や陰口ばかり言う人と色々いますよね。
どんなタイプの人が苦手かは人それぞれですが、合わない人が多かったり、やたら精神的に自分を追い詰めてくる人が多い環境だと毎日顔を合わせなければいけないので辛いです。
恐らく会社や仕事だけに限らず人生において一番多い悩みが人間関係かと思います。
何とか立ち回っているけど正直人間関係が疲れるから仕事に行きたくないという人、とても多いです。
割り切ることが出来るのであれば、感情は置いておいて「仕事だけの人だから」と割り切りましょう。
20代後半以上になると結構1人で行動したり、あまり周りと関わりすぎないようにしている人が多いです。人間関係の経験からそれが一番心の平和を保ち、仕事にも支障なく過ごせるからでしょう。
わいわいしたフランクな会社であれば真正面からぶつかり、仕事でもプライベートでも仲間と思えるような人を作るのもいいですね。
もしそうでないのであれば挨拶や業務に関する時のみし、他では自分からは接触しないのもいいかもしれません。
自分を出せない
人間関係にも関係し、比較的多くの人が抱えている悩みです。
自己肯定感が低い人や、人に好かれたいと周りの目を気にしている人、流されやすい人や全く違うタイプの人しか職場におらずどうしていいか分からない人がこれに当てはまるかと思います。
また高圧的な人が多く、職場環境が悪いところも当てはまります。
自分を出せずに仕事をするって辛いですよね。1日8時間以上もいる職場で自分を押し殺して毎日業務に追われ、人と接するってとてもしんどいです。
何故か会社に行きたくないと感じている人は、気づかないところでストレスを感じているから仕事に行きたくないと思ってしまうのです。
正直、この問題に関しては長期的に見るとかなり危険なので1人でもいいからあなたの理解者やあなたを出せる同僚を会社で探すか、転職することをおすすめします。
慣れって怖いもので、「自分を出せない」➡「自分を出さない」に変わり、プライベートでもいつしかそうなる可能性があるので、ありのままの自分を出せる環境を探しましょう。
会社や上司の不満が溜まっている
会社に不満を抱えていると、何を言っても、誰に相談しても、何提案したとしても改善されないと思ってしまいますよね。
こんなにやって報われないならもういいや、と会社に行きたくないと感じる人もいます。
こんなに頑張って提案や改善を訴えたのに会社側が何もしてくれないならモチベーションが下がり会社に行きたくなくなりますよね。
あなた自身が出来ることはやって、やりきったのに何も変化がないのであれば転職を考えるのもいいと思います。
あなたの才能やスキルを活かせる場所はもっと他にもあるはずです。
やりがいがない
受け持っている仕事や任される業務、そして元々の契約書の仕事にやりがいがないと仕事に行きたくないと感じるかもしれません。
何のためにこの仕事をしているんだろう、僕は/私は何をやっているんだろう。。
僕/私がいなくても仕事回るしいらないよね、と感じて仕事に行く気力がなくなるかもしれません。
そんな時はじゃあ自分がどうしたいのかということと、やりがいよりも優先度が高いものがあるのか考えましょう。
やりがいのある仕事に変えたいのであれば社内でその発言をするでもいいですし、契約書や雇用形態的にそれが叶わないのであれば他の会社や部署を考えましょう。
もしやりがいではなくてプライベートの時間の方が優先度が高い、責任を負いたくないと強く感じているのであれば今のままでもいいかもしれませんね。
通勤時間が長い
通勤時間に1時間や2時間かかっている人、車での出勤で通勤ラッシュに毎朝巻き込まれ仕事に行きたくないと感じている人もいるかと思います。
仕事の前に1時間も2時間も通勤で体力削るのは嫌ですよね。
運転で体力だけではなく、精神面も持っていかれるのはきついですよね。
これは多くの経営者や上層部が言うのですが、「必ず会社の近くに住むようにしている」そうです。
誰もが15分圏内にいると言っていました。
ストレス値もその方が低くなるし、仕事が終わってすぐ休めたり出来るのも次の日に備えられていいですよね。
仕事において、業務内容や仕事量、人間関係、職場環境と他でもかなりのストレスがかかるのに通勤時間にまでストレスかかっていたら堪ったもんじゃありません。
可能な人は引っ越しを検討してみましょう。
仕事がきつく体力や精神が持たない
仕事自体がハードな人って多いと思います。
接客業や医療関係は体力だけでなく精神的な負担がとても大きい仕事です。
ハードな仕事ほど連続勤務が続いたり、シフト制で早朝や夜中働くことが多いです。
始めたばかりや若いころはいいですが、続けると段々とその疲弊が蓄積しているのを感じますよね。
そうなると朝準備をしている時にため息が出たり、「あー今日行きたくないな」ってなる人もいるかと思います。
これは職種や業界によってはかなり難しいかもしれませんが、自分の現状と希望を上司に相談するのもありです。
会社的にも仕事中に最大限のパフォーマンスが出来た方がありがたいので、話してみるとお願いによっては聞いてくれるかもしれません。
マンパワー的に無理な環境の方が多いと思うので、最悪、本当に耐えられないなら転職をおすすめします。
もし今の仕事が本当に好きできつくても続けたいというのであれば、今の職場のまま休む時はしっかり休み身体を労わってあげると少し楽かもしれませんね。
「仕事に行きたくない」は甘えじゃない
色んな「仕事に行きたくない」ケースのどれもがちゃんとした理由です。
どれに当てはまっていたとしても「こんなんで仕事に行きたくないなんて、自分甘えてるな」などと思わないでください。
ただ、今のあなたの心は、身体はそう感じているんだと受け止めてください。
あなたの身体があなたに教えてくれていたんです。
だからこれからは、これまでのように酷使するのではなく、あなたのために自身を労わり、あなたのためのもっと良い選択をしてあげてください。
それがお休みをすることかもしれないし、お風呂にゆっくり浸かることかもしれないし、買い物に行くことかもしれないし、運動することかもしれないし、人と距離を置くことかもしれないし、上司と働き方を相談することかもしれないし、引っ越すことかもしれない。
今の身体が教えてくれたサインを受け止め、あなたなりの最善の選択をしてください。
そうすることで、いつの間にか「仕事に行きたくない」が無くなっているかもしれません。
最後に
もし、本当に深刻な悩みを抱えていてこのままでは自分を傷つけてしまいそう、自分がどうかなってしまいそうという方は以下の方法があります。
①病院に行く
精神科や心療内科、メンタルクリニックに行き、あなたの今の悩みを相談する手もあります。
心の悩みは専門家が一番です。
根性や精神論ではなく、心も人それぞれなのであなたにあった処方箋(対処法)を相談してみてください。
私の時もそうでしたがきっと優しく否定することなく話を聞いてくれます。
ただ、お薬を出してきそうになった場合は断るのもありです。
私は薬は絶対飲みたくないって初めに伝えて相談したら本当に出さずに対応してくれました。
②カウンセリングを受ける
①も②も日本だと珍しいと感じるかもしれませんが、海外では歯医者に行く感覚でカウンセリングを受けます。
それがメンタルのカウンセリングであったり、依存症のカウンセリング、カップルカウンセリングと色々あります。
どの学校にもカウンセリング室がありますし、そういう仕事をしている人の割合も多かったです。
海外では心の内を専門家に話して無理やりではなくあなたのペースでその悩みや問題を解決する手助けをするのが普通になっています。
日本では50名以上の従業員を有する会社には産業医が必ずいるので、まずはその方に相談してみるのもいいですね。
もし小さな会社であれば、調べてみるとオンライン等でもカウンセリングサービスを提供している方はいるので、利用されることをおすすめします。
大体、カウンセリングルームは緑やソファがゆったりと置いてあり、すごく落ち着く空間を作ってくれているので居心地がいいです。
ありのままの自分を受け入れて、今の自分を救いましょう。