「英語力を活かして転職をしたい」
「外資系企業で働いてみたい」
「昔ながらの年功序列の評価制度が納得いかない、実力で評価してほしい」
「外資系企業で働きたいけど英語力やスキルはどのくらい必要?」
転職を考えている方で外資系企業に挑戦したいけどどこで求人を探したらいいか分からない、どの転職サイトに登録したらいいか分からない、どれくらい経験を積んだ後に転職した方がいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事で解決できること:
・自分の目的に合う外資系転職サイトが見つかる
・自分が外資系企業に向いているか分かる
・外資系に転職する時に失敗しないためのポイントが分かる
結論から言うと外資系への転職は若い人ほど、将来の成長に期待されるため採用されやすいです。
外資系企業は圧倒的に実力・実績主義です。
正直使えない人や実績を出せていない人は容赦なく切られますし、危うい立場に置かれ後がなくなります。
30代で魅力的なスキルや経験がないと「今まで何してたの?」と思われます。
だから20代の若い時に未経験もしくはある程度のスキルだけでもポテンシャルとして採用されることを覚えておいてください。
それでは早速おすすめの転職サイトから紹介していきます。
目次
おすすめ外資系転職サイト2選
色んな記事を見てきて、実際にそのエージェントとのやりとりを人事としてしてきた私がおすすめする転職サイト2選をご紹介します。
外資系でも多く転職サイトがある中で結局ここ2つが安定だなと言える2サイトです。
JACリクルートメント
求人数が多く、求人の質も高いJACリクルートメントでは外資系企業・日系大手グローバル企業の優良求人を紹介してもらえます。
また年代も20代~全ての年齢層の方に対応しているため、今の自分のキャリアやスキルに合わせた求人紹介をしてもらえるのが嬉しいポイントです。
私が人事として感じているJACリクルートメントの特徴は、柔軟性がありコミュニケーション能力が高いことです。
これまでの実績やユーザー数の多さからそのユーザーの現職都合に合わせた進め方をしてくれたり、他社での内定がもらえている場合、他の選考を早く進めてくれたりとあなた(候補者)と企業とのやりとりをスムーズに進めてくれます。
双方の状況や細かい情報をタイムリーに教えてくれる点も信頼性があり、コミュニケーションがスムーズにいく理由かと思います。
エンワールド・ジャパン
こちらも外資系を多く扱っているのですが、JACリクルートメントと比べると求人数は少ないです。また、対応エリアが関東・関西のみになるのでお気を付けください。
年収800万以上を狙いたい方はこちらもおすすめです。
エンワールド・ジャパンの特徴は何といっても転職後の定着率ではないでしょうか。
入社後の定着率は97%と、とても高いです。
その理由は、あなたのニーズをしっかり汲み取りながらも職歴やスキルを加味した厳選した求人紹介をしてくれるから。
また、コンサルタントが業種・職種別にチームが分かれているので専門性が高いという点も安心して相談出来るポイントになりますね。
東京や大阪等で転職を考えている方は登録をおすすめします。
転職サイトを使わない方法
実は、転職サイトに登録せずとも企業の人からスカウトが来たり、自分から積極的に気になっている企業の方に連絡が出来るツールがあるんです。そして、このツールは海外の方はほぼ全員登録していると言っても過言ではなく、海外大学に行っていた留学生の最初の就活経路はここになります。
でも、企業に直接連絡することに抵抗を感じる方もいるかと思います。
ただ、外資系で働きたいと思うのであれば、あなたの積極性や主体性がかなり重要になってきます。
私自身もアメリカ留学4年目でホテルのインターン先を探している時は、ここでホテルマネージャー30人くらいに連絡をして面接に繋げていました。
そのサイトはLinkedInです。
初めて聞いた方はすぐに登録をしてほしいですし、もう使ってるよという方はあなたの職歴やプロフィールがブラッシュアップされているか確認してみてください。
LinkedInはビジネス特化型SNSで、自分の履歴書や職務経歴書・プロフィールを登録して企業にアピールしたり、ビジネスに関する日々の発信が出来るプロフェッショナルなSNSになります。
また、知人や同僚、気になっているビジネスパーソンと繋がれるだけでなく、幅広いビジネススキルを学べるラーニングコースもあります。
自分のタイミングでビジネススキルを上げられるサービスがあるのは嬉しいですね!
基本的にラーニングコースは有料ですが最初の3か月やLinkedInの方がたまに無料で使える案内をしてくれるので気軽に自分の自己投資ができます。
こちらは私のおすすめに出てきたラーニングコースですが、MicrosoftのExcel等のコースからビジネスマインドセット、プレゼン方法、営業交渉方法、AIについて、パブリックスピーキング等自分が気になるジャンルからでも、好きな講師から、動画の長さからでも選ぶことが出来ます。
しっかり自分のプロフィールページを登録・更新させていれば勝手にスカウトが来るので、外資系で転職を考えている方はマストで登録しましょう。
外資系企業に向いている人
そもそも外資系企業に向いている人はどんな人でしょうか?
やはり長く、気持ちよく働くためには自分にあった社風や人間関係が大事ですよね。
もちろん業界や会社それぞれで特徴は変わってきますが、全体を通してこういう人が向いているというポイントをお伝えします。
①自分の意見をしっかり言える人
一番大きいのがここではないでしょうか。後ほど転職活動中に忘れてはいけないポイントで触れますが、自分が欲しているもの、自分の信念、自分の考え方や価値観をしっかり言える人は外資系企業に向いています。
外資系企業では、控えめに出ると損をするポジションになるので周りと意見が違ったとしても、言いにくいことでもはっきり言葉に出して伝えるようにしましょう。
そして自分の意見が言える人は上司からも評価されるので転職活動中からここは意識したいポイントです。
②コミュニケーション能力が高い人
外資系企業は色んな国、文化、バックグラウンド、価値観を持った人が存在します。日本のように協調性ばかり教えられ、輪を乱さないのが美徳のように教えられてきていません。
自分のやりたいこと・言いたいことだけを伝えるのではなく、しっかりとした理由とともに自分の考えを述べることが出来、意見が違ったとしても相手の意見を聞くことが出来るコミュニケーション能力が高い人が外資系企業には多いです。
③成長意欲が強い人
外資系企業には自分のキャリアのためならどんな努力も出来る人、将来のために自分の市場価値を上げたい人が多いです。
日本と違い、海外は終身雇用ではないため不安定な雇用状況の中でじぶんの価値を証明し続ける必要があります。
そのため、常に自分を磨き自分のスキルや経験を上げていける人が外資系企業で活躍できる人材となります。
④柔軟性がある人
外資系企業では、「普通に考えて」「常識的に」というのがないです。
"Think out of the box"という言葉をご存じでしょうか?
「既成概念や枠組みにとらわれず物事を考える」という意味です。
会社で成果を上げている人はこれが出来る人が多いです。だからこそ予想だにしなかった上司からの依頼にびっくりすることもあるでしょう。
ただ、上司だけでなくお客様とも「普通に考えて」そんなことある?ありえないでしょ。と思う場面に出くわします。
そんな時に頭を柔軟にして「解決することだけ」を考えられる人が外資系には向いています。
⑤合理的な人
ヨーロッパの国々が週3出勤を導入したなどというニュースを見たことはないでしょうか?
またフランスは土日や退勤後には仕事の話をしない、仕事の連絡を受けないということを聞いたことはないでしょうか?
日本では残業が当たり前、上司より先に帰るなんてありえないという社風の会社が未だにあります。
ただ、すごく効率悪いですよね?
人間の集中力は長時間働けば言わずとも必ず落ちます。そしてそんな集中力のないなか仕事を継続しても最大限のパフォーマンスは出来ません。
そんな「無駄」に気づける人、「効率」を何よりも考えられる人、その中でコスパよく高い成果を上げられる人が外資系では評価されます。
なので、やることやっていて、成果を上げていればある程度のことは許されます。
日々の業務や生活の中で「何故」を常に持ち、効率的に仕事を進め、無駄は改善しましょう。
ちなみにここでは「英語力」は上げません。
正直、外資系といえど求められる英語力はバラバラです。大して高い英語力を求められない場合もあれば仕事でしっかり使える程度の英語力を求められることもあります。それは会社や職種にもよります。
ただ、TOEIC900点などはただの数字でしかなく、そんな点数を持っている方でも会議やプレゼン、日常会話で活かせている人はあまりいません。
始めは英語力が高くなくとも日々の業務の中で必ず英語力は伸びるので今英語力に自信ない人はあまり気にしなくて大丈夫です。
実際に英語力がなく、仕事だけで英語力が爆上がりしてきた上司や同僚を見てきたので自信持って言えます。
外資系企業に向いていない人
それでは反対にどんな人が外資系企業に向いていないでしょうか。
数多くあるなかで、まとめるとこれだなというのを1つだけ紹介します。
保守的な人
安定した環境がいい、変化を望まない、勤続年数で評価されたい、自分で判断したくない、会社に守られたい、過程を評価してほしい。
冷たい言い方になるかもしれませんが、上記のような保守的な人は外資系企業には向いていません。
前述したとおり、結果主義・実力主義なのが外資系企業です。
前に出て、自分をアピールして色んなことに挑戦しながら立ち向かうことが出来る人、そして最終的には結果を残せる人が評価されるのです。
会社に守られたいという考え方ではなく、会社は自分がステップアップするための、自分の市場価値を上げるための踏み台と考えるくらいの気持ちでちょうどいいです。
会社のために働くのではなく、あなたのなりたい将来像のため、夢のため、目標のために働くのです。
リスクを負ってでも色んな仕事に挑戦できる、変化を望み続ける、柔軟で少し強引なくらいに自分で舵をきれる人が向いています。
外資系企業に転職する際に持っておくべき考え方
それでは最後に、外資系企業に転職する際に持っておくべき考え方をご紹介します。
これまでの記述である程度こんな感じかな?と察しがついている方もいるかもしれません。
あなたが転職活動をする時、実際に面接を受けるとき、面談がある時に常に頭に置いておいてほしいことが以下3つになります。
①選ばれるスタンスではなく選ぶスタンスでいる
転職活動をする中で面接を受けるのでもちろん企業があなたを次のステージに進めるか決めますよね。
ジャッジは向こうに託されていて、あなたは選ばれる、ふるいにかけられている状況ですよね。
ただ、それはこちらも同じです。
面接通過したいがために自分をよく見せすぎることはいいことではありません。それは媚びを売っていることになるからです。
あなたが転職活動を始めたのには、夢や目標、叶えたい条件等があるからだと思います。
それを叶えるためにこちらも企業を選んでいるので、企業だけがあなたを選んでいると思うのは止めましょう。
②精一杯アピールをする
前述したことと矛盾してるじゃないかと思いましたでしょうか。
いえ、そんなことはありません。上記では媚びを売るなといいました。
アピールするとはあなたがどれだけの即戦力になり、どれだけの経験を積んできたのか、業界は未経験でも判断力や分析力に長けている点をアピールしてください。
僕は私はこれだけすごいんだ!ということをアピールしてほしいのです。
外資系企業は自信のない人には興味ありませんし、不安になります。
履歴書や職務経歴書だけでは伝えられないあなたのすごさを具体例を出してアピールすることをおすすめします。
③貪欲になる
あなたは企業からオファーをもらった時、求人に記載のある給与で納得しますか?
(もし納得いかないのであれば)しないでください。
外資系企業に向いている人で「自分の市場価値を高めたい人」と記述しましたが、「あなた」が企業に自分の価値はこれくらいあると示してください。
求人上の給与より自分の価値が高いと思うのであれば給与交渉をしてください。
また、働き方等でも希望があれば言ってみてください。それで内定がなくなることがないのでご安心を。言ったもん勝ちです。
ただ、一つ覚えておいてほしいのは、希望年収をただ伝えろということではありません。
相場を調べて、自分の経験や能力がその相場より高いと断言できるのであれば交渉をしてみてください。
もし自分の市場価値が相場より上かどうか分からない時は選考を進める中でエージェントに相談することをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
外資系企業への転職は自由なイメージもありますが、シビアな部分もあります。
それも踏まえた上で外資系に挑戦したい方、陰ながら全力で応援しています。
一緒に頑張っていきましょう!